【S14使用構築】頼みの綱ポットデスバトン【最終860位】
シーズン14お疲れ様でした。もきゅです。
ここしばらく公式大会ではいい成績を残せていたものの、肝心のランクバトルではいまいちな結果が続いていました。
来シーズンからルール変更により環境が大幅に変わることから、今シーズンはランクバトルに集中して結果を出したい!と挑んだところ、なんとか最終3桁となる860位に入ることができました。
早速、構築の紹介をしたいと思います。ぜひご覧ください。
【構築の経緯】
「冠の雪原」配信後、準伝説を中心に様々なポケモンが解禁。
同時にシリーズ6で使用不可となっていた過去の上位ポケモンも復帰してカオスな環境になった。
シーズン12、13は流行りの構築に手を出していまいちな結果に。
結局最後はいつものポットデス頼みになった。
軸となる「しろいハーブポットデス」、カンムリビギニングで使用した構築から使い慣れた「きあいのタスキファイヤー」と火力、素早さの高い「いのちのたまガブリアス」を続投。
起点作りの2匹目として「ひかりのねんどアローラキュウコン」を採用し、残りの2枠のバトンエースとして、大半の相手と撃ち合える「とつげきチョッキテッカグヤ」、単体で積みエースになれて状態異常による妨害に強い「めいそうカプ・レヒレ」を採用。他にはラプラスやメタグロスも使用感はよかった。
終盤になってキュウコンがエースバーンやアーゴヨン、カミツルギが見えただけで出し辛くほとんど選出できていないことに気が付き、新たな起点作り要員として「おこうトリックオーロンゲ」を採用し、構築が完成した。
【個別解説】

ポットデス@しろいハーブ のろわれボディ
ずぶとい 158(180)-x-121(196+)-154-134-107(132)
シャドーボール/からをやぶる/ちからをすいとる/バトンタッチ
・シャドーボールでH4ミミッキュをばけのかわダメージ込超高乱数
・A252れんげきウーラオスのすいりゅうれんだ+アクアジェット乱数耐え
・A特化マンムーのダイアイス+あられダメージ高乱数耐え
・A特化マンムーのじしん+こおりのつぶて確定耐え
・S+2時最速ドラパルト抜き
パーティの主役。冠環境のアタッカーに対してもなんとか耐え抜くことのできる程度の数値はあった。
準速のゆきかきパッチルドンと同速で一度ヒヤッとした試合があったが、これ以上耐久を落としたくないため割り切ることにした。
シーズンを重ねるごとにバトン先が単体でも強いポケモンになっているおかげで、無理にバトンしなくても勝てるようになったのは非常に助かっている。
準伝説は特殊主体でもA実数値が高いポケモンも多いため、A厳選を甘えた相手へのちからをすいとるはかなり刺さった。
カビゴンをほぼ見なくなったことや、ポリゴン2のイカサマ採用がほぼなくなり耐久優先で火力が落ちていることも追い風だった。
ファイヤー@きあいのタスキ プレッシャー
おくびょう 197(252)-x-119(68)-145-105-147(188+)
マジカルフレイム/エアスラッシュ/おにび/はねやすめ
・A特化マンムーのがんせきふうじ耐え(やけど状態ではねやすめの回復が間に合う)
・A252いちげきウーラオスのあんこくきょうだ+やけど状態のあんこくきょうだ耐え
・無振りマンムーをエアスラッシュ2回+やけどダメージ2回で超高乱数
・最速ギャラドス抜き
おにびマジフレ枠。相変わらず初手ダイマックスを連想させて読まれにくい。
ダイマックスアドベンチャーでA厳選を開始して1回目で引いた、色違いかつA個体値2という運命の個体。
カンムリビギニング時と比較して、仮想的に撃ち負けない程度にBを下げてHに回すことで特殊方面の耐久力も若干向上した。
持ち物も行動保証を持てるきあいのタスキが便利で、極力体力満タンをキープするように心がけた。
特に相手のサンダーはCを下げておかないとポットデスが動けないので、慎重に対応した。
同じような技構成で使用していたリザードンと比較すると、全体的な数値が高くはねやすめによる受けもできるのが強み。
単なる起点作り要員だけではなく、積み技のない相手であれば物理特殊両方面で受けが可能。
比較した欠点を上げるとすれば、カンムリビギニングにはいなかったれんげきウーラオスに上を取られているのが悩みどころ。
マンムーやカイリューを意識してSを高めにしているがそこまで役に立った場面もなかったため、早いアッキミミッキュや珠ゴリランダーを意識した135近辺まで落としてもいいかもしれない。
終盤はヒードラン入りのサイクル構築が増えため、実はそこまで必要ないエアスラッシュをねっさの大地に変更するのも一考。
実戦では釣り交換をして対応していたし、型バレするまではねっさのだいち持ちの可能性があるためか非選出率は抑えめだったのは助かった。
オーロンゲ@まんぷくおこう いたずらごころ
わんぱく 201(244)-140-111(124+)-x-113(140)-80
ソウルクラッシュ/トリック/ちょうはつ/リフレクター
・物理特殊どちらにも出せるよう均等に振り分け
・ついでにダウンロード調整
ファイヤーが出せないときの起点作り要員。
中盤まではひかりのねんどアローラキュウコンを採用していたが、相手にエースバーンが見えた時点でファイヤーの選出を強要されるのが辛く、幅広い相手に出せる起点作りとして採用。
誰に対しても仕事ができて優秀だったが、採用当初は扱いの下手さで落とした試合も目立った。
僅かでも体力が残っていれば何かしらの仕事はできるので、相手によっては倒される前にポットデスへ引くことで、エースが落とされた後にリフレクターを貼り、ポットデスのちからをすいとるで再度からをやぶる起点を作る動きもできた。
主にカプ・レヒレやカバルドンがいる場合に先発。
先発で対面しやすいカプ・レヒレには初手トリックが安定。
こだわりメガネを奪えば一撃で倒されることはないため、ソウルクラッシュ連打で火力を落とし起点にできる。
こだわり持ちはトリックでまんぷくおこうを返してくるが、ちからをすいとるでタイミングを調整しポットデスに押し付けさせてからバトンすれば問題ない。
また、相手のちょうはつ持ちへ死に際にちょうはつを入れることで、からやぶバトンの妨害を止められるのも便利だった。
テッカグヤ@とつげきチョッキ ビーストブースト
いじっぱり 173(4)-165(228+)-124(4)-x-125(28)-112(244)
ヘビーボンバー/そらをとぶ/ストーンエッジ/じしん
・S+1で最速100族抜き
・A+2ヘビーボンバーでHBポリゴン2を確2
・A+3ダイロックでH252大サンダー高乱数、砂ダメージ込確定
・C特化サンダーのダイサンダー高乱数、C252サンダーのダイサンダー確定耐え
・ダウンロード調整
物理バトンエース。相手視点では特性発動まで物理特殊の判別がつきにくいのが強み。
バトンを繋いだ後も自身を強化しながら殴っていくことで高い安定感を誇る。
補正アイテム持ちではないため素の火力は低めだが、特性で十分にカバーが可能。
過去に使っていたじしんかじょうギャラドスの突破力と、チョッキドリュウズの耐久性能を掛け合わせたような高性能エース。
困ったときにはテッカグヤ頼みになることも多かった。
相手に後からダイマックスを切られるとヘビーボンバーが使えなくて苦労した場面も。
耐久振りのテッカグヤに慣れていると思ったよりも柔らかいので、ダメージ感覚に違いには注意。
カプ・レヒレ@ウイのみ ミストメイカー
ひかえめ 177(252)-x-135-154(196+)-150-113(60)
ねっとう/ドレインキッス/れいとうビーム/めいそう
・ねっとうでHD特化カバルドン高乱数2
・S+2でスカーフ85族抜き
特殊のバトンエース。パーティ全体で対処が厄介なあくび対策も兼ねる。
明確な仮想敵は想定せず収まりのいい数値で振ってみたが、十分な活躍だった。
特にドレインキッスによる回復が便利で、火力の低さをバトンやめいそうでカバーできるため場持ちが格段に良くなった。
ダイフェアリーの威力は落ちるが、撃ちたい相手がとくぼうが高くない相手が多くあまり困らなかった。
みず技を非ダイマックス状態で使うのはミストメイカーが切れてからのことがほとんどのため、物理対面での上振れ意識でねっとうを採用したが、終わってみるとダイストリーム以外で撃つことがなかったので、なみのりやハイドロポンプでよかった。
持ち物も瞬間の回復量を優先したが、じっくり戦うタイプのためたべのこしでもいい場面は多かったと思う。
ガブリアス@いのちのたま さめはだ
ようき 189(44)-176(204) -116(4)-90-106(4)-169(252+)
じしん/げきりん/アイアンヘッド/だいもんじ
・H=10n-1(いのちのたまダメージ最小)
・ダイスチルでH164-B108アッキミミッキュをばけのかわダメージ込確定
・C+2ダイバーンでH252-D36(実数値121)アーマーガアまで確定
カンムリビギニングから続投の物理エース。
レジエレキ展開に対抗できるじめん枠と、バトンなしでもミミッキュを上から殴れるポケモンが1匹は欲しかった。
他2匹と比較すると自分で火力を高める手段はないが、巣の火力は断トツに高く様々な敵をなぎ倒した。
あからさまなカウンター狙いにはだいもんじで対応可能。
耐久はあまり高くなく、いのちのたまでどんどん体力を削られるため、バトン際に大きく削られないよう注意が必要。
【選出】

+
+


基本選出。起点作り→ポットデス→バトンエース。
先発で目の前の相手を弱体化させポットデスを展開。
隙を見てバトンタッチを決めて全抜きをしかける。
物理方面はちからをすいとるがあるので能力ダウン以外の方法で、特殊方面はマジカルフレイムやソウルクラッシュで対応。
ポットデスのちからをすいとるを駆使して相手のダイマックスターンを稼げると展開が楽になる。
とんぼがえりやボルトチェンジ持ちが増えてきており、うまく逃げられるケースが増えてきた気がする。
バトンエースは「絶対に止まる相手」がいるかどうかを見て、一番通りやすそうなポケモンを選択していた。
多少の不利は高火力で押し切ることで何とかなる。



レジエレキ入り、ウオノラゴン+ナットレイ+サンダーに出す並び。
レジエレキは先発レジエレキ対面でガブリアスに引きボルトチェンジを無効化、相手の交換に合わせてファイヤーを出しなおすと大抵有利対面や起点の作れる相手とマッチングできる。
ウオノラゴン入りはほぼ先発に出してくるので、きあいのタスキで耐えつつおにびを当てればポットデスの起点。
そのままポットデスで殴りきるか、隙を見て後続へバトンタッチして対応していた。
途中でナットレイにやどりぎをもらっても削られる前に倒しきればいいので、バトン先はダイバーンで迅速に処理できるガブリアスが適任。



ポットデスが出し辛そうなときの選出。単体戦力上位3匹を並べる。
今シーズンは3回ほど。ダイマックスは全試合テッカグヤに使用した。
【重かった相手】

おにびが効かない物理アタッカー。
じゃくてんほけんを発動されたら止められないし、ゆっくり攻めていてはつるぎのまいを積まれて同じことになる。
処理にもたついている間に好き放題暴れられた。
後発の

先発で対面すればタスキおにびやおこうトリックでポットデスの起点化ができるが、サンダーのボルトチェンジなどでファイヤーがタスキ圏外の状態で展開されると止められなくなる。
パーティ全体で通りがいいように見せているのでほとんどは先発に来るが、終盤は裏から展開されるパターンも少なからずあった。

どう頑張っても対処に2ターン以上かかる。なるべくタイプ上不利を取らないようにしてはいるが、ダイホロウの一貫が辛い。
ガブリアスの採用理由の大きな部分が、皮を剥いだミミッキュを上からアイアンヘッド(ダイスチル)で倒せるところ。
妨害型だけでなく普通のアタッカーでも先発で出されることが多々あった。
自分としてはもったいないと思っていたが、いっしょにランクバトルを回していたまるくるさんに「オーロンゲ入りなら割と出すこともある」と言われて納得。


バトンの天敵。キュウコンやラプラスを抜いた最大の弊害。ピクシーははがね技で押し切れる。
素の火力で押し切れるのがガブリアスしかいないため、選出画面で見えたら諦めるレベル。
対策に避ける枠もなく当たる回数は少ないため割り切った。
【戦績】
TN:もきゅ 最終860位
レート1900(74-46)


ダブルでマスターまで上げるのを諦めたのがバレてしまう…
【あとがき】
環境が変わる前になんとか最終3桁の結果を残したい、という信念のもと、なんとか達成することができました。
仕上げとなる最後の2日間は負けた分をなんとか取り返すの繰り返しで、計8時間ほど1000位~2000位の間を彷徨い続けていました。あの時間は辛かった…
環境読みなんて何もないこちらが好き勝手に動く構築ですが、ずっと使い続けているおかげで咄嗟の判断などもうまくなった気がしています。
さて、月が替わってシーズン15からは話題の竜王戦ルールがスタートします。
竜王戦予選では結果を残せたので、いつもより自信をもって挑みたいと思います。
とはいえ、私が結果を残せたのは後から構築を変更できないルールでたくわえるヌオー対策が甘い方が多かったおかげなので、前回と同じような戦績を残すのはハードルが高いかも…
また、候補には挙がっていたものの使えなかった構築も自由に試せるので、やり残したことを一気に消化して充実したシリーズを送りたいです。
さすがにポットデスバトンができる環境ではないと思いますが、なんだかんだいろんな場面で使っているのでもしかしたらもしかするかも。
それにしてもこの大味バトルを3ヶ月は長すぎると思いますけどね…
構築の質問などあれば、Twitterへ!
@xlDiclx
ここしばらく公式大会ではいい成績を残せていたものの、肝心のランクバトルではいまいちな結果が続いていました。
来シーズンからルール変更により環境が大幅に変わることから、今シーズンはランクバトルに集中して結果を出したい!と挑んだところ、なんとか最終3桁となる860位に入ることができました。
早速、構築の紹介をしたいと思います。ぜひご覧ください。
【構築の経緯】
「冠の雪原」配信後、準伝説を中心に様々なポケモンが解禁。
同時にシリーズ6で使用不可となっていた過去の上位ポケモンも復帰してカオスな環境になった。
シーズン12、13は流行りの構築に手を出していまいちな結果に。
結局最後はいつものポットデス頼みになった。
軸となる「しろいハーブポットデス」、カンムリビギニングで使用した構築から使い慣れた「きあいのタスキファイヤー」と火力、素早さの高い「いのちのたまガブリアス」を続投。
起点作りの2匹目として「ひかりのねんどアローラキュウコン」を採用し、残りの2枠のバトンエースとして、大半の相手と撃ち合える「とつげきチョッキテッカグヤ」、単体で積みエースになれて状態異常による妨害に強い「めいそうカプ・レヒレ」を採用。他にはラプラスやメタグロスも使用感はよかった。
終盤になってキュウコンがエースバーンやアーゴヨン、カミツルギが見えただけで出し辛くほとんど選出できていないことに気が付き、新たな起点作り要員として「おこうトリックオーロンゲ」を採用し、構築が完成した。
【個別解説】


ずぶとい 158(180)-x-121(196+)-154-134-107(132)
シャドーボール/からをやぶる/ちからをすいとる/バトンタッチ
・シャドーボールでH4ミミッキュをばけのかわダメージ込超高乱数
・A252れんげきウーラオスのすいりゅうれんだ+アクアジェット乱数耐え
・A特化マンムーのダイアイス+あられダメージ高乱数耐え
・A特化マンムーのじしん+こおりのつぶて確定耐え
・S+2時最速ドラパルト抜き
パーティの主役。冠環境のアタッカーに対してもなんとか耐え抜くことのできる程度の数値はあった。
準速のゆきかきパッチルドンと同速で一度ヒヤッとした試合があったが、これ以上耐久を落としたくないため割り切ることにした。
シーズンを重ねるごとにバトン先が単体でも強いポケモンになっているおかげで、無理にバトンしなくても勝てるようになったのは非常に助かっている。
準伝説は特殊主体でもA実数値が高いポケモンも多いため、A厳選を甘えた相手へのちからをすいとるはかなり刺さった。
カビゴンをほぼ見なくなったことや、ポリゴン2のイカサマ採用がほぼなくなり耐久優先で火力が落ちていることも追い風だった。

おくびょう 197(252)-x-119(68)-145-105-147(188+)
マジカルフレイム/エアスラッシュ/おにび/はねやすめ
・A特化マンムーのがんせきふうじ耐え(やけど状態ではねやすめの回復が間に合う)
・A252いちげきウーラオスのあんこくきょうだ+やけど状態のあんこくきょうだ耐え
・無振りマンムーをエアスラッシュ2回+やけどダメージ2回で超高乱数
・最速ギャラドス抜き
おにびマジフレ枠。相変わらず初手ダイマックスを連想させて読まれにくい。
ダイマックスアドベンチャーでA厳選を開始して1回目で引いた、色違いかつA個体値2という運命の個体。
カンムリビギニング時と比較して、仮想的に撃ち負けない程度にBを下げてHに回すことで特殊方面の耐久力も若干向上した。
持ち物も行動保証を持てるきあいのタスキが便利で、極力体力満タンをキープするように心がけた。
特に相手のサンダーはCを下げておかないとポットデスが動けないので、慎重に対応した。
同じような技構成で使用していたリザードンと比較すると、全体的な数値が高くはねやすめによる受けもできるのが強み。
単なる起点作り要員だけではなく、積み技のない相手であれば物理特殊両方面で受けが可能。
比較した欠点を上げるとすれば、カンムリビギニングにはいなかったれんげきウーラオスに上を取られているのが悩みどころ。
マンムーやカイリューを意識してSを高めにしているがそこまで役に立った場面もなかったため、早いアッキミミッキュや珠ゴリランダーを意識した135近辺まで落としてもいいかもしれない。
終盤はヒードラン入りのサイクル構築が増えため、実はそこまで必要ないエアスラッシュをねっさの大地に変更するのも一考。
実戦では釣り交換をして対応していたし、型バレするまではねっさのだいち持ちの可能性があるためか非選出率は抑えめだったのは助かった。

わんぱく 201(244)-140-111(124+)-x-113(140)-80
ソウルクラッシュ/トリック/ちょうはつ/リフレクター
・物理特殊どちらにも出せるよう均等に振り分け
・ついでにダウンロード調整
ファイヤーが出せないときの起点作り要員。
中盤まではひかりのねんどアローラキュウコンを採用していたが、相手にエースバーンが見えた時点でファイヤーの選出を強要されるのが辛く、幅広い相手に出せる起点作りとして採用。
誰に対しても仕事ができて優秀だったが、採用当初は扱いの下手さで落とした試合も目立った。
僅かでも体力が残っていれば何かしらの仕事はできるので、相手によっては倒される前にポットデスへ引くことで、エースが落とされた後にリフレクターを貼り、ポットデスのちからをすいとるで再度からをやぶる起点を作る動きもできた。
主にカプ・レヒレやカバルドンがいる場合に先発。
先発で対面しやすいカプ・レヒレには初手トリックが安定。
こだわりメガネを奪えば一撃で倒されることはないため、ソウルクラッシュ連打で火力を落とし起点にできる。
こだわり持ちはトリックでまんぷくおこうを返してくるが、ちからをすいとるでタイミングを調整しポットデスに押し付けさせてからバトンすれば問題ない。
また、相手のちょうはつ持ちへ死に際にちょうはつを入れることで、からやぶバトンの妨害を止められるのも便利だった。

いじっぱり 173(4)-165(228+)-124(4)-x-125(28)-112(244)
ヘビーボンバー/そらをとぶ/ストーンエッジ/じしん
・S+1で最速100族抜き
・A+2ヘビーボンバーでHBポリゴン2を確2
・A+3ダイロックでH252大サンダー高乱数、砂ダメージ込確定
・C特化サンダーのダイサンダー高乱数、C252サンダーのダイサンダー確定耐え
・ダウンロード調整
物理バトンエース。相手視点では特性発動まで物理特殊の判別がつきにくいのが強み。
バトンを繋いだ後も自身を強化しながら殴っていくことで高い安定感を誇る。
補正アイテム持ちではないため素の火力は低めだが、特性で十分にカバーが可能。
過去に使っていたじしんかじょうギャラドスの突破力と、チョッキドリュウズの耐久性能を掛け合わせたような高性能エース。
困ったときにはテッカグヤ頼みになることも多かった。
相手に後からダイマックスを切られるとヘビーボンバーが使えなくて苦労した場面も。
耐久振りのテッカグヤに慣れていると思ったよりも柔らかいので、ダメージ感覚に違いには注意。

ひかえめ 177(252)-x-135-154(196+)-150-113(60)
ねっとう/ドレインキッス/れいとうビーム/めいそう
・ねっとうでHD特化カバルドン高乱数2
・S+2でスカーフ85族抜き
特殊のバトンエース。パーティ全体で対処が厄介なあくび対策も兼ねる。
明確な仮想敵は想定せず収まりのいい数値で振ってみたが、十分な活躍だった。
特にドレインキッスによる回復が便利で、火力の低さをバトンやめいそうでカバーできるため場持ちが格段に良くなった。
ダイフェアリーの威力は落ちるが、撃ちたい相手がとくぼうが高くない相手が多くあまり困らなかった。
みず技を非ダイマックス状態で使うのはミストメイカーが切れてからのことがほとんどのため、物理対面での上振れ意識でねっとうを採用したが、終わってみるとダイストリーム以外で撃つことがなかったので、なみのりやハイドロポンプでよかった。
持ち物も瞬間の回復量を優先したが、じっくり戦うタイプのためたべのこしでもいい場面は多かったと思う。

ようき 189(44)-176(204) -116(4)-90-106(4)-169(252+)
じしん/げきりん/アイアンヘッド/だいもんじ
・H=10n-1(いのちのたまダメージ最小)
・ダイスチルでH164-B108アッキミミッキュをばけのかわダメージ込確定
・C+2ダイバーンでH252-D36(実数値121)アーマーガアまで確定
カンムリビギニングから続投の物理エース。
レジエレキ展開に対抗できるじめん枠と、バトンなしでもミミッキュを上から殴れるポケモンが1匹は欲しかった。
他2匹と比較すると自分で火力を高める手段はないが、巣の火力は断トツに高く様々な敵をなぎ倒した。
あからさまなカウンター狙いにはだいもんじで対応可能。
耐久はあまり高くなく、いのちのたまでどんどん体力を削られるため、バトン際に大きく削られないよう注意が必要。
【選出】






基本選出。起点作り→ポットデス→バトンエース。
先発で目の前の相手を弱体化させポットデスを展開。
隙を見てバトンタッチを決めて全抜きをしかける。
物理方面はちからをすいとるがあるので能力ダウン以外の方法で、特殊方面はマジカルフレイムやソウルクラッシュで対応。
ポットデスのちからをすいとるを駆使して相手のダイマックスターンを稼げると展開が楽になる。
とんぼがえりやボルトチェンジ持ちが増えてきており、うまく逃げられるケースが増えてきた気がする。
バトンエースは「絶対に止まる相手」がいるかどうかを見て、一番通りやすそうなポケモンを選択していた。
多少の不利は高火力で押し切ることで何とかなる。



レジエレキ入り、ウオノラゴン+ナットレイ+サンダーに出す並び。
レジエレキは先発レジエレキ対面でガブリアスに引きボルトチェンジを無効化、相手の交換に合わせてファイヤーを出しなおすと大抵有利対面や起点の作れる相手とマッチングできる。
ウオノラゴン入りはほぼ先発に出してくるので、きあいのタスキで耐えつつおにびを当てればポットデスの起点。
そのままポットデスで殴りきるか、隙を見て後続へバトンタッチして対応していた。
途中でナットレイにやどりぎをもらっても削られる前に倒しきればいいので、バトン先はダイバーンで迅速に処理できるガブリアスが適任。



ポットデスが出し辛そうなときの選出。単体戦力上位3匹を並べる。
今シーズンは3回ほど。ダイマックスは全試合テッカグヤに使用した。
【重かった相手】

おにびが効かない物理アタッカー。
じゃくてんほけんを発動されたら止められないし、ゆっくり攻めていてはつるぎのまいを積まれて同じことになる。
処理にもたついている間に好き放題暴れられた。
後発の


先発で対面すればタスキおにびやおこうトリックでポットデスの起点化ができるが、サンダーのボルトチェンジなどでファイヤーがタスキ圏外の状態で展開されると止められなくなる。
パーティ全体で通りがいいように見せているのでほとんどは先発に来るが、終盤は裏から展開されるパターンも少なからずあった。

どう頑張っても対処に2ターン以上かかる。なるべくタイプ上不利を取らないようにしてはいるが、ダイホロウの一貫が辛い。
ガブリアスの採用理由の大きな部分が、皮を剥いだミミッキュを上からアイアンヘッド(ダイスチル)で倒せるところ。
妨害型だけでなく普通のアタッカーでも先発で出されることが多々あった。
自分としてはもったいないと思っていたが、いっしょにランクバトルを回していたまるくるさんに「オーロンゲ入りなら割と出すこともある」と言われて納得。


バトンの天敵。キュウコンやラプラスを抜いた最大の弊害。ピクシーははがね技で押し切れる。
素の火力で押し切れるのがガブリアスしかいないため、選出画面で見えたら諦めるレベル。
対策に避ける枠もなく当たる回数は少ないため割り切った。
【戦績】
TN:もきゅ 最終860位
レート1900(74-46)


ダブルでマスターまで上げるのを諦めたのがバレてしまう…
【あとがき】
環境が変わる前になんとか最終3桁の結果を残したい、という信念のもと、なんとか達成することができました。
仕上げとなる最後の2日間は負けた分をなんとか取り返すの繰り返しで、計8時間ほど1000位~2000位の間を彷徨い続けていました。あの時間は辛かった…
環境読みなんて何もないこちらが好き勝手に動く構築ですが、ずっと使い続けているおかげで咄嗟の判断などもうまくなった気がしています。
さて、月が替わってシーズン15からは話題の竜王戦ルールがスタートします。
竜王戦予選では結果を残せたので、いつもより自信をもって挑みたいと思います。
とはいえ、私が結果を残せたのは後から構築を変更できないルールでたくわえるヌオー対策が甘い方が多かったおかげなので、前回と同じような戦績を残すのはハードルが高いかも…
また、候補には挙がっていたものの使えなかった構築も自由に試せるので、やり残したことを一気に消化して充実したシリーズを送りたいです。
さすがにポットデスバトンができる環境ではないと思いますが、なんだかんだいろんな場面で使っているのでもしかしたらもしかするかも。
それにしてもこの大味バトルを3ヶ月は長すぎると思いますけどね…
構築の質問などあれば、Twitterへ!
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@名無しさん
コメント&構築を使用いただいてありがとうございます!
私も竜王戦環境が終わったシーズン18では、マスター4桁台と調子を落としているところです…
宜しければどのような点が扱いづらかったか教えていただけると今後の参考になります。
私も竜王戦環境が終わったシーズン18では、マスター4桁台と調子を落としているところです…
宜しければどのような点が扱いづらかったか教えていただけると今後の参考になります。
No title
先月末から使っています。今月に入ってこの構築で45戦していますが未だハイパーボール級から上がれません。本当にこんな構築でスパボ級から800位台まで上がれたのか疑わしい。単に環境が変わって通りづらいだけですかね。二度と使いません