fc2ブログ

【S9使用構築】結局いつものポットデスバトン

シーズン9お疲れさまでした。

終盤には来シーズンからの一部ポケモンに対する制限も発表され、剣盾環境の総括ともいえるシーズンだったかと思います。
今期もこれまで同様、最終3桁達成を目標に対戦をしてきました。
毎週末にはゲームジムLIVEの予選会もあり、レートに影響のないガチバトルで試したかった構築を使うこともできたので、最終日の連敗祭り以外は満足のいくシーズンでした。




【まえがき】

今期はこれまでと違う構築を使うぞ!と意気込んで、序盤は昨シーズンの上位記事を参考に様々な構築を使用。
特に珠ゴリランダー+ガエンキッスの構築が安定して、しばらくは3桁~4桁前半の順位をキープしていたが、中旬に入り勝ち星が伸び悩むとずるずると落ち込み、一時は借金生活まで転落。
一度気持ちをリセットしようと前期のポットデスバトンを使用したところ、一気に負けた分を取り返すことに成功したため、結局使い慣れたポットデスバトンに戻ってしまった。


【構築の経緯】

ベースは前期までと同様。
前期の構築で課題となっていた「バトン際のイカサマを受けられるバトンエース」として、珠バンギラス→火炎玉ヘラクロス→ラムいちげきウーラオス→珠ラプラスの順に変更。
また、前期までバトンエースの一角として活躍していたギャラドスを直近30戦で1回しか出していないことに気が付き、バトンエース2枚でほとんど選出が固まっていたため、3番目の起点作り要員として粘土オーロンゲ→火炎玉ピクシーの順に変更。

結果的に、またも「鎧の孤島」の追加要素ゼロの構築になってしまった。


【パーティ構成】

IMG_0274_convert_20200904185613.jpg

1.エレザード@きあいのタスキ すながくれ
おくびょう 137-x-72-161(252)-115(4)-177(252+)
10まんボルト/ハイパーボイス/くさむすび/へびにらみ

2.ラプラス@いのちのたま うるおいボディ ※キョダイ個体
ひかえめ 207(12)-x-101(4)-150(252+)-116(4)-110(236)
うたかたのアリア/れいとうビーム/10まんボルト/ねむる
・H252カバルドンをうたかたのアリアorれいとうビームで確定
・タイプ一致イカサマを4回耐え(からやぶバトン後2回耐え)
・S+2でS+1最速ギャラドス抜き

3.リザードン@たべのこし もうか ※キョダイ個体
おくびょう 178(196)-x-106(60)-130(4)-107(12)-165(236+)
マジカルフレイム/エアスラッシュ/おにび/まもる
・ようきエースバーンのいのちのたまダイジェットを最大乱数以外耐え
・最速ウーラオス抜き

4.ポットデス@しろいハーブ のろわれボディ
ずぶとい 158(180)-x-121(196+)-154-134-107(132)
シャドーボール/からをやぶる/ちからをすいとる/バトンタッチ
・A252エースバーンの珠ダイジェット耐え
・A252れんげきウーラオスのすいりゅうれんだ+アクアジェット乱数耐え
・A特化ゴリランダーのGF補正込みハチマキグラススライダー耐え
・S+2で最速ドラパルト抜き

5.ピクシー@かえんだま マジックガード
ずぶとい 202(252)-x-(252+)-115-110-81(4)
ムーンフォース/ステルスロック/トリック/つきのひかり
・A特化ゴリランダーのGF補正込みキョダイコランダ耐え
・A252れんげきウーラオスのすいりゅうれんだ高乱数2耐え

6.ドリュウズ@とつげきチョッキ かたやぶり
いじっぱり 191(44)-179(60+)-81(4)-x-116(244)-128(156)
じしん/アイアンヘッド/ロックブラスト/かわらわり
・じしんでH252B4ロトムを確定
・S+1で最速エースバーン抜き(実数値126)近辺を意識


【個別解説(採用順)】

○ポットデス855ポットデス

パーティの主役。
物理方面で乱数になる仮想敵が多く、環境のギャラドスは最速が減っていると判断し、前期の反省を踏まえてSを+2で最速ドラパルト抜きまで落とし、その分Bを伸ばして有利な乱数を確保した。
Sを下げたことが原因でギャラドスに負けることはなかったし、トゲキッス他最速80族に抜かれることもあまり影響がなかった。
れんげきウーラオスはAダウンを無視してすいりゅうれんだで攻撃されるが、連続技なのでのろわれボディの試行回数を稼げるためそこそこ安定して受けることが可能。
対エースバーンはA-1ダイアークが受けられないため苦手としていたが、ふいうち不採用の型の増加、特殊型も両刀の増加でシャドーボール不採用が多くなっているため、以前よりは相手にしやすくなってきた。とはいえ上からのキョダイカキュウは耐えられず、先にからをやぶるを使っていると下からA-1ダイジェット→上からA-1ダイジェットで落ちてしまうためやはり不利寄り。

今期は選出率100%で、常に2番手として待機。バトンだけではなく自身がエースになることもできるため、臨機応変な戦いを見せてくれた。

○エレザード695エレザード

本構築の一番槍。相変わらず積極的に麻痺運ゲーをしかけていく。
前シーズンはハイパーボイスをなみのりに変更した時期もあったが、今期はハイパーボイスで使い続けた。
半端に体力が残った状態で相手を倒すとエースバーンなどの起点にされるため、先発対面の相手は無理に倒さず、ある程度削ったら相手の交代ケアでへびにらみを撃ち続けて、裏のポットデスの起点を作ることを特に意識した。

○リザードン006リザードン

引き続き採用した起点作り要員。
ゴリランダーの個体数減少と前期におにびを外しまくった嫌なイメージのおかげで選出に自信が持てず、前期より選出率は控えめ。
今期はそこそこおにびを当ててくれた気がする。
イカサマを受ける場面で大きく削られるケースが散見されたので、レイド産のA31個体を変更しA0個体にダイスープを飲ませて育成し直した。
やはり初手ダイマックスの圧は強いようで、前期同様相手のダイマックスを誘い枯らす動きを見せてくれた。
スカーフれんげきウーラオスは裏のポットデスで対処できるためまだいいが、スカーフパッチラゴンは本当に無理。
シーズン序盤にたそがれルガルガン相手に先発で出し、こちら引く読みでステルスロック撃つ読みおにびという動きを数回試して全部アクセルロックを撃たれたのは反省している。

○ドリュウズ530ドリュウズ

安定のバトンエースであるDSチョッキドリュウズ。調整は前期と同様。
相手にイカサマ持ち、マリルリ、ローブシンがいない場合は優先順位高め。
特性無視による突破力がとても優秀で、優秀な耐性とチョッキによる高耐久で繰り出しやすさもいい。

○ラプラス131ラプラス

前期まではギャラドスを使用していたが今期に入ってから選出率が大きく下がり、第3の起点作り要員やバトンエースを試した結果、ハイブリットの存在であるラプラスが入ってきた。
特殊メインのアタッカーなので、バトン際に飛んでくるイカサマのダメージを抑えられるのが強み。
バトンなしではいのちのたま持ちでも火力不足を感じることが多かった。(珠ダイストリームでHAネギガナイトを落とせず負けた)
エースアタッカーの役割が主なため、特性は状態異常耐性を得られるうるおいボディを選択。
技構成は、みず技は音技のうたかたのアリアを選択。やけど撒きが多い構築のためなみのりも選択肢に入るが、基本バトンで繋げばやけどによるこうげき減衰の恩恵を受ける前に倒せるのでメリットを重視した。
こおり技はでんき技があればフリーズドライのメリットは少ないと考えて、キョダイセンリツの威力も高くなるれいとうビームに。
みず、こおり、でんきで技範囲は十分だったため、最後の枠はうるおいボディとのシナジーがあり、高速再生でエースとしての安定感が高まるねむるになった。
機能するときは高い詰め性能を得ることができたが、受けに来たみずタイプにダイサンダーを撃たざるを得ず、いざ眠りたい時にエレキフィールドが邪魔になって回復ができないケースも目立った。
せっかく上昇しているAがもったいない気もするので、イカサマのダメージが上がってしまうがA個体値をVにして、対面性能を高められるこおりのつぶてや、困った時の一撃技で体力の少ない相手にダイアースとして撃てるとおいしいじわれも採用候補としてよさそう。
初手ダイマックスラプラスを警戒した相手のパッチラゴンやウーラオス、ゴリランダーを誘い、それらに対抗できるリザードンを展開するための選出誘導にもなっていた。
今まで採用してこなかった特殊のバトンエースだったが、選出の幅が広がってよかったと思う。

○ピクシー036ピクシー

他の先発枠がみがわりドラパルトに弱すぎるため、ドラパルト相手に出しやすく汎用性の高い先発要員として選んだ。
絶妙な耐久を持っており、選出すれば毎回最低限の仕事はこなしてくれる。
ただ、先発に出てくるピクシー=この型を一点読みされることも少なくなかった。
最終日はエースバーンやウーラオスから飛んでくるアイアンヘッドに怯まされまくり、そのたびに「怯んでなかったら火炎玉トリックで詰んでたぞお前!!!」と叫んでいた。
トリックでポリゴン2対策になる思っていたが、パーティ唯一のB>Dでダウンロードに隙を見せてしまうためうまくいかなかった。
個人的にステルスロック撒き要員としてトップクラスに信用しているため、今後も何かとお世話になると思う。


【戦績】
最終7,199位(本パーティの勝敗93-78) レート1699
※最終日最高1,515位

最終日は2,700位からスタートで一気に最高順位まで上がり、3桁が見えるところまで上げることができた。(3戦連続で3桁チャレンジの方を倒して、通話では「3桁挑戦狩りのキラー」とか言ってた)
そこから3連敗→4連敗→3連敗で一気に順位を落とし、一度は立て直したもののとどめの7連敗を受けて諦め。
試合内容も悉く運要素に見放されており、特に30%確率の効果が異常なほど不利に発動した。

※夢を掴めそうになって堕ちていく男の様

・夢を掴めそう
IMG_0276_convert_20200904185657.jpg
・その後2勝8敗
IMG_0277_convert_20200904185728.jpg


【選出】

起点作り(エレザードorリザードンorピクシー)+ポットデス+バトンエース(ドリュウズ、ラプラス)

今期は全試合でポットデスを選出したため全部これ。通りの悪そうな悪統一相手にすらポットデスを出した。
1回だけ先発ラプラス+バトンエースドリュウズの選出もあった。
先発で対面の相手を弱体化させながら落とされ、ポットデスがからをやぶるを使い、隙を見てエースにバトンタッチで繋ぐ。
余裕があればちからをすいとるでポットデスの体力を高めに維持してバトンタッチができると、エースが落とされてもポットデスで最後の詰めを行うこともできる。

先発は相手の構築を見て決めることになるが、それぞれの役割対象がいて迷った場合は、最悪麻痺さえ撒けたらどうにでもなるエレザードを優先していた。


【重かった相手】

○みがわりドラパルト
先発エレザードやリザードンを合わせてしまうと詰む相手。ピクシーを出せば対応できるが、他の相手に隙を見せそうだとどうしても他2匹が優先になってしまう。
幸い今期は数回しか当たらなかったが、トップメタの一角に対して対策が怪しいのはまずいと思う。
正直、来月からしばらく遭遇せずに済むのが一番嬉しい相手かもしれない。

○いちげきウーラオス
ポットデスが絶対に勝てない相手。ピクシーを対面させるか、リザードンでおにびを当てないと厳しめ。
最終日に連敗街道へ突き落してきた主犯。明らかに数が増えていたと思う。(上記の196戦目→205戦目の10戦中5戦で出てきて4戦負けた)

○ウォッシュロトム
今期一番苦労した相手。一応ロトム意識の調整をしたポケモンは数匹いるがうまく合わせることができず、特に勝率が低かった。

○ラッキー、ハピナス+いかく持ち
最終的な6匹の並びが特殊5匹になってしまったため、ドリュウズ以外での突破が困難。
大抵裏にはいかくギャラドスが控えており、うまくドリュウズを処理されて突破できなくなり詰むケースが目立った。

○がんせきふうじ持ち先発(ドリュウズ、ワルビアル他)
素でポットデスの上を取られている場合が多く、しろいハーブを先に消化させられてしまうのが痛手。
先にエレザードで麻痺を入れていても、Sダウンは避けるのが難しくバトンが繋げ辛い。


そのほか、ギミック構築の宿命で受け回しを多用できないため、鉢巻ゴリランダー+エースバーンorいちげきウーラオスといった「削れた相手を高威力の先制技で仕留める」並びが苦手だった。


【あとがき】

前期からの課題であった「ポットデスを出し辛い相手への回答」を見つけるどころか、ポットデス100%選出を達成してしまった。
バトン選出でなければ勝てた、というケースはほとんどなかったと思うので、これはこれでいいのかもしれない。

来シーズンからは一部ポケモンに制限がかかったルールとなり、本構築では長らくバトンエースとして活躍したドリュウズが使えなくなる。替えの利かない性能であるため、バトンエースの見直しは必須になる。
しかしそれ以上に対策に悩まされたポケモンが多くいなくなるため、前よりも動かしやすくなりそうな気がしている。
使ってみたいパーティはいろいろあるものの、結局はポットデスバトンを使っていそう。

今期はあと数歩のところまで行きながら土壇場で滑り落ちてしまったのは悔しいが、前半の不調を巻き返した後半の勢いを維持できるようにしていきたい。

スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

キラー@もきゅ

Author:キラー@もきゅ
新潟住まいのポケモントレーナー、元デュエルマスターズプレイヤー。
「斬隠蒼頭龍バイケン」101枚所有でお馴染み。
DMvaultの評判のいいデッキ投稿者に名前が載り、下位ランカーになる程度の実力です。
第3回長岡CS優勝。
ポケモン剣盾カンムリビギニング40位、竜王戦2020予選98位。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
Duel Masters
THE INTERVIEWS
Twitter
リンク
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる