【S15使用構築】ジガルデ☆キャッチ【最終855位】
シーズン15お疲れ様でした。もきゅです。
今シーズンから所謂「竜王戦ルール」になり、自身が好成績を残すことができた竜王戦予選と同じく伝説のポケモンが使用できるルールとなりました。
当時の大会に向けて考察したものの使えなかった伝説を使えるチャンスと思い、いつも以上にランクバトルを楽しみました。
竜王戦予選で使用した構築はこちら
今回はメインロムで最終3桁となる855位の戦績を残すことができた構築を紹介します。
結局事前に考察していた構築ではありませんが、なかなかいい構築になったと思います。ぜひご覧ください。
【構築の経緯】
シーズン14初日にポケモン実況者のリドルさんが投稿された「TODジガルデ」が、対応範囲も広くイージーウィンを拾いやすそうに思い、「HBサウザンウェーブジガルデ」を伝説枠に据えて構築の検討を始めた。
多くの相手の上を取りながら対面操作ができ、ジガルデで捕まえてTODを狙える(以下、ジガルデキャッチ)相手の選出を誘導できる「スカーフエースバーン」を先発要員に決定。
エースバーン+ジガルデ@1の並びを意識して、主に伝説相手の対応をどうするか考えた。
ザシアン、ホウオウはここまでの2匹で見ることができるため、
イベルタル、黒バドレックス:「HDたべのこしバンギラス」
ゼルネアス、白バドレックス、ムゲンダイナ:「HAチョッキメタグロス」
カイオーガ:「D振りラッキー」
をそれぞれの引き先として決定。
残りの1枠でいのちのたまが余っていたため、エースにもなれてボルトチェンジで対面操作も可能な「いのちのたまサンダー」を入れて素案が完成。
回しているうちに対一般ポケモンを考慮しながら、ラッキーを「ソクノのみラプラス」、メタグロスを「ADチョッキドリュウズ」に変更し、構築がまとまった。
【コンセプト】
・受けポケモンを誘い、ジガルデキャッチをしてTODを狙う
・数値受けサイクルを回して相手を削り、エースバーンやサンダーを通す
【個別解説】

ジガルデ@カゴのみ スワームチェンジ
わんぱく 215(252)-120-190(252+)-x-116(4)-115
FC後 323(252)-120-190(252+)-x-116(4)-105
サウザンウェーブ/サウザンアロー/とぐろをまく/ねむる
・A+1ダイアースでH252ザシアン最低乱数以外確定
耐久(50%フォルム時)
・A252ザシアンの+1じゃれつく耐え
・A252ウオノラゴンのエラがみ確定2発(確定でフォルムチェンジ)
耐久(100%フォルム時)
・A252ウーラオスのあんこくきょうだ確定5発
・無振りサンダーのぼうふう超高乱数4発
・A特化ウオノラゴンのエラがみをB+0→B+1→B+2まで耐え
※スカーフエラがみであれば、サウザンウェーブ→ねむカゴ→とぐろをまく2回積んでねむるでキャッチしながら受けきれる
伝説枠。相手の受けポケモンや、積み技のない物理アタッカーをキャッチしてTODを仕掛ける。
現環境は起点作り+エース枠(伝説)か初手ダイマックス+受け2枚のような構築が多く、どこかしら火力がない相手(アイテム補正無しエースバーンレベルでもOK)はいるため、サイクルを回しながら獲物を見つけるか初手から飛びつくかをしていた。
パーフェクトフォルムの耐久数値の高さから、特殊メインでも火力が高くなければキャッチ可能。
ジガルデキャッチの要であるサウザンウェーブは、仮にキャッチ対象でない相手に当ててしまっても最低限ダメージは与えられるうえ、相手の交代択を封じながらこちらの行動を選択できるため、じめん技を透かされなさそうな場面であれば撃ち得。
こだわりアイテムの場合はPP切れによるわるあがきで逃げられてしまうものの、その間に積んで回復をすることで残りの2匹に高火力高耐久の伝説ポケモンをぶつけることができる。
当初は動画と同じくさむすびを採用した型で使用していたが、実質ヌオーピンポイントのくさむすびのためにひこうタイプに手出しできないことがもったいなく感じたため、サウザンアローに変更。
両立しているパターンはあまりないようなので、打ち分ける必要のない時は片方をなるべく隠しておくことで相手の想定外を狙える。
元々役割対象としていたヌオーを単体で見ることはできなくなったが、浮いている相手もキャッチすることができ対応範囲が格段に広くなった他、積みアタッカーにもなれるメリットの方が大きいと感じた。
キャッチ範囲は想像以上に広いが、ちょうはつやほえる持ちには起点回避されてしまう。
また、ランドロス対策のこおり技を仕込んでいるポケモンも少なくないため、キャッチしにいったバンギラスやウーラオスから飛んできたこおり技で落とされることも少なからずあった。
ハメ要員だけでなく物理受けや積みアタッカーとしても優秀。
ダイアースを積めば特殊方面も固くなり、3タテすることも何度もあった。
また、今シーズンは竜王戦予選よりジガルデが流行しているように思ったが、ほぼ全てたべのこし+へびにらみ型だったので相手の勘違いを誘えて助かった。
今シーズンキャッチしてTODできたポケモン
※型や技構成によってはハメられないので注意
























ゴーストタイプは拘束状態でも交代できるので注意が必要。
積み技のない物理ドラパルトをキャッチして勝ったと思い眠ったら、早いラプラスに引かれて負けた思い出。
エースバーン@こだわりスカーフ リベロ
いじっぱり 155-184(252+)-95-x-96(4)-171(252)
かえんボール/とびひざげり/ダストシュート/とんぼがえり
先発要員。ザシアンを上から縛るためにスカーフを持たせた。
相手の受けポケモンを誘い出しながら、とんぼがえりでジガルデを展開してキャッチを狙う。
TODを狙う上でHP割合勝負に持ち込むことも少なくないため、不用意に削られないようになるべくとんぼがえりで引くことを優先。半減技なら一度くらいは耐えてくれるので、ザシアンのきょじゅうざんにも一度は後出し可能。
ダストシュートの枠はノーマル技にしていることが多いが、カプ系との対面で有利を取りたかったのでこちらを選択。先発カプ・レヒレ対面では100%決まっていた。
素でイベルタルやウツロイドの上を取れている=Sを1段階上げられてもスカーフで抜けているのはとても優秀。
耐久振りのゼルネアス(S実数値127まで)であればS+2でも上を取ってダストシュートを撃ち込めることも期待していたが、遅いゼルネアスにはなかなか当たらなかった。
これまでバトンやサイクル構築をメインに使ってきたため、実戦レベルでリベロエースバーンを使用するのが初めてだったが、火力・速度共にとても強く現環境最強ポケモンの一角であることを実感した。
使い慣れていないせいか、タイプが変わっていることを忘れて半減で耐えると思った技を耐えられないことが何度かあったので、今後注意したい。
バンギラス@たべのこし すなおこし
しんちょう 205(236)-154-130-x-165(236+)-86(44)
がんせきふうじ/イカサマ/ステルスロック/まもる
・イカサマでA個体値0の無振り黒馬バドレックスを最低乱数以外確定
・がんせきふうじ2回で最速ウツロイド抜き
・黒馬バドレックスの140ダイソウゲン+まもるで軽減したGF140ダイソウゲン耐え
イベルタルや黒馬バドレックスの引き先。
伝説以外にも、サンダーやウツロイドなど特殊アタッカー全般をまとめて対応。
イカサマは両バドレックスを素早く対処できる他、こちらの火力がないことを見越してりゅうのまいやつるぎのまいを積んできた相手のアタッカーを咎めることができた。
まもるは砂ターンの管理やたべのこしの回復を稼ぐことができ、イベルタルのきあいだまの有無を確認するためにも重宝した。
イベルタルはデスウイングの使用を牽制しながら砂や珠の反動ダメージで削り、死に出しのエースバーンで倒せる圏内を維持することを意識して立ち回った。
Sに若干振ったおかげでウツロイドに勝てた場面があったので、がんせきふうじ採用の場合はこのくらい振っておくのがいいと思う。
役割対象に対して安定した立ち回りができるが、こちらの受け出しも読まれやすいので相手の釣り行動には注意。
ドリュウズ@とつげきチョッキ すなかき
いじっぱり 197(92)-187(116+)-81(4)-x-116(244)-115(52)
じしん/アイアンヘッド/ロックブラスト/かわらわり
・ダイアースでH252ザシアン確定
・D時、C252イベルタルの珠ダイバーン+晴れ珠ダイバーンを高乱数耐え
・D時、C特化ゼルネアスの+2ダイフェアリーを超高乱数3耐え
ゼルネアスやムゲンダイナの引き先。
中盤まではメタグロスを使っていたがSが低いために扱いづらいことが多かったため、ひと手間かける必要はあるがSを伸ばすことができて、ダイマックスエースの適性も高いドリュウズに変更した。
あくまでも伝説相手の引き先がメインのため、耐久を優先して余りをSに振った。
結果、最低限抜いておきたい最速ザシアンは抜けているものの、すなかき未発動での遅さが気になることは時々あった。
りゅうのまいを積んだゼクロムやスカーフヒヒダルマを抜けるところまで振ってもいいが、本来の役割遂行が不安定になってしまうのが悩みどころ。
通常環境で強そうなバンドリサンダーの並びができるようになっているが、意識的に出したのは一度だけだった。
ラプラス@ソクノのみ ちょすい
207(12)-94—101(4)-150(252+)-144(228)—82(12)
うたかたのアリア/フリーズドライ/かみなり/じわれ
・無振りバンギラス、テッカグヤ抜き
カイオーガの引き先。白馬バドレックスのブリザードランスを最も抑えられるため、無理やり時間稼ぎにつき合わせることも。
役割対象は特殊中心のためDを厚めに振った。
役割的に欲しかったとつげきチョッキをゼルネアス対策枠に回す必要があるため、色々と試した結果サンダーに強く出られるソクノのみで落ち着いた。
副産物として重かったパッチラゴンに一矢報いることができるようになったが、ソクノのみを採用した時にはドリュウズが採用されていたためかパッチラゴンが出てくることはなかった。
エースというよりサイクルパーツとして運用していたため変更したがじゃくてんほけんも無難に強いと思うし、オボンのみなどで回復してもいいと思う。
じわれの枠も諸説。こおりのつぶてと入れ替えながら使っていたが、最後にワンチャンを掴める一撃技の方が、誤差レベルだが使用感はよかった。
ダイアースとして使うとウツロイドやHDヒードランにはダイストリームよりもダメージが入り天候にも左右されないので、ぜったいれいどよりじわれの方が好み。
抜けていそうで先手を取られる相手が目立ったように感じたので、もう少しDを落としてSに回してもいいかもしれない。
役割対象が苦手な相手ばかりというのもあるが、6匹の中で唯一選出時の勝率が5割を切っていたため、見直すのであればこの枠だと思う。
サンダー@いのちのたま せいでんき
ひかえめ 189(188)-x-105-187(196+)-110-136(124)
ぼうふう/ボルトチェンジ/ねっぷう/はねやすめ
・ダイバーンで無振りザシアンを確定
・S+1で準速フェローチェ抜き
エースバーン同様、受けポケモンを誘いつつボルトチェンジで対面操作し、ジガルデキャッチを狙っていく。
バンギラスやラッキーの選出を誘導してくれるため、ジガルデキャッチの対象を引っ張り出してくれた。
対処が厄介なランドロスやカバルドンもある程度削っておけばダイジェットで落としてくれるため、でんき枠なのにじめん相手に優先的に選出することも多かった。(今になれば本来はラプラスの仕事だと思う)
竜王戦予選の別構築でも使っていたが、伝説戦の中でも見劣りしない高性能で雑に使っても強く、最も信頼して選出していた。
【戦績】
TN:もきゅ 最終855位
レート1892

【選出】
+
+相手の伝説の引き先
基本選出。先発エースバーンのとんぼがえりから有利対面を作る。
ジガルデのTODを積極的に狙いつつ、サイクルで削りエースバーンを通す流れも意識。
以下、主要な伝説枠ごとの選出まとめ
相性は勝率で区分し、100~80%→◎ ~60%→○ ~40%→△ 39%~→×
※非伝説枠に左右される場合もあるため参考値
対ザシアン 相性:○
+
+
or
先発はザシアンに有利対面を取れて、ヌオーを誘いつつ対面操作ができるエースバーン。
ヌオーはエースバーンやジガルデ受けとして居座りやすいため容易にキャッチできた。
ジガルデやサンダーもザシアン対面は不利ではないので、比較的勝ちやすい相手。
終盤はザシアンを選出されないケースも増えた。
対イベルタル 相性:○
+



カバルドンやラグラージ採用なら先発ラプラスで、あくびで寝かされてもいいので倒しに行く。
それ以外であればエースバーンで対面操作をしつつ、イベルタルのダイマックスはバンギラスで枯らす。
エースバーンを連れてきている場合は、ダイジェットを2回撃たせないように立ち回りながら定数ダメージを蓄積させ、イベルタルをエースバーン圏内に入れることを意識した。
ウオノラゴンに対面から勝てるのもラプラスかジガルデのみ。
カバルドンでラプラスの選出を誘導されつつきあいだまイベルタルが出てくると厳しい。
対ネクロズマ(にっしょく) 相性:◎
+
+
セットで出てきやすいレジエレキも見越して先発はジガルデにすることが多い。
安易にじゃくてんほけんを発動されないよう気を付けながらお互いに積み合い、急所に当たらないことを祈りながら倒しにいく。
対カイオーガ 相性:×
+
+
先発のエースバーンカイオーガ対面でとんぼがえりまでがテンプレ。
ラプラスバックでしおふきを無効化→相手の交代に合わせてジガルデを釣り交換が基本。
ラプラス読みでかみなりを撃たれそうな気がした時は、一度ジガルデに引いて受けてからラプラスに交代。とんぼがえりで削れた雨しおふきならちょうどよくスワームチェンジが発動できる。
択を通せば勝ち、通らなければ負けといった勝負になりがちで、択負けして落とす方が多かった。
対ムゲンダイナ 相性:◎(耐久型)、×(アタッカー)
+
+
+
+
ダイマックスほう持ちのムゲンダイナはジガルデでハメられないため、エースバーンのとんぼがえりのダメージ量で耐久振りかを判断しつつ、ドリュウズを受け出して一度様子を見ることが多かった。
相手が対面構築っぽく見えると耐久型で、受け回しっぽく見えるとメガネ持ちであることが多かった。
ポケモンHOMEの集計上耐久型は半分以下で、ワンウェポンをほのお技ではなくダイマックスほうにしているパターンもあるため、型が割れるまではより安全な選択が必要。
対ゼルネアス 相性:○
+
+
ゼルネアスに隙を見せるとゲームが終わるため、ドリュウズの使い方が大事。
取り巻きはジガルデキャッチしやすい場合が多いので、ゼルネアス対面以外では積極的にジガルデを投げて、キャッチや釣り交換による有利対面確保を意識した。
即座にジオコントロールやダイマックスを使ってくれる相手は対応しやすかったが、とりあえずムーンフォースでじっくり攻めてくるうまい相手は大変だった。
対バドレックス(こくばじょう) 相性:◎
+
+
+
+
バドレックスがきたら、後半で相手の釣り交換がきつい場合以外はバンギラスへ引くことを徹底。
サイクルを回して相手を削りながら、こちらの攻撃を通す準備を整える。
くさ技やドレインキッスで弱点は突かれるものの、イベルタルのように一撃で致命傷になることはないため戦いやすかった。
対バドレックス(しろばじょう) 相性:△
+
+
バドレックスをエースバーン圏内に入れることを意識。
とんぼがえりでの削りを駆使して、相手の攻撃を受け流していく。
ブリザードランスやダイアイスに受け出すためにラプラスを選出することが多かった。
こちらに不利なサイクルを強いられがちなので、択を制してなんとか対応していきたい。
対ホウオウ 相性:○
+
+
or
受けサイクルであることが多く、キャッチしやすい相手が多い。
ヌオーのどくどくがラプラスに当たらないように気を付けながら相手へダメージを蓄積してHP割合によるTOD勝ちを狙えば、ヌオーをキャッチしても突破可能。
【重かった相手】
高火力ドラゴン





フェアリータイプがおらず、ドラゴン技を半減できるのがドリュウズのみ。
相手に積む隙を与えるとゲームセット。
やどりぎ+みがわり+まもる

ジガルデの体力が多すぎるためにやどみがの体力回復が早く、突破が不可能。

D振りまで考えると一撃で落とせるポケモンが手持ちにいない。
ふきとばしのない型ならキャッチ可能だが、当たった相手の9割は採用していた。
ふきとばしの有無が確認できるまではジガルデでキャッチして削り、ふきとばされて対面したサンダーやラプラスで落とせる圏内に入れることを意識した。
単体で考えればそこまで重いわけではないが、他のポケモンへの対策枠を意識すると対応が甘くなりがち。
れいとうパンチ持ち
主にれんげきウーラオス。シーズン後半になってスカーフ持ちなどで採用が増えた印象。
ウーラオスはジガルデで見ているので、容易に突破できる手段を持たれているときつい。
シーズン序盤はウーラオスをキャッチして勝つことがほとんどだったが、終盤はいちげき=ハチマキ、れんげき=れいパン持ちスカーフが大量に増えて安心してキャッチできなくなった。
※サウザンウェーブ型
ラプラス以外ハメ対象にできるので当たったらきつい。
幸い当たることはなかったが、ジガルデを見ると常にヒヤヒヤしていた。
【課題】
○サイクルに寄りすぎた構築
相手の受けポケモンはジガルデキャッチして詰ませる前提のため、こちらに積みエースがいない。
(ジガルデは積みエースというより耐久を上げた結果火力も上がっているという感じ)
→有利対面で積極的に攻めたい場面での火力不足
相手に先に積み展開をされた時のストッパーが乏しい
→相手の積みエースへの対処が遅れた場合に切り返せない
○使用者がTOD慣れしていない
時間配分のミスや動きを変えるタイミングを間違えて負けるケースが数回
→20分戦い続けたうえで、確実に勝てたであろう試合をプレミで落とすのはかなり辛い
時間を測り忘れる
→仕掛けるタイミングが重要なので、「あと3分」表示が出て相手が警戒する前に仕掛けたい時に困る
【感想】
ド派手な殴り合いが楽しめる伝説戦において、こんな地味な勝負をしかけていたのは自分くらいだと思いたい。
伝説戦は伝説枠同士の相性に左右されることが多いが、隙を見て他のポケモンをキャッチすることができれば相手の伝説が暴れだす前に勝つことができるので、構築の相性差を覆すことができた試合もあった。
ただし、専用の対策枠が必須になるほど強力な伝説枠との戦いで全ての相手をカバーするのはほぼ不可能なので、苦手な相手は最後には割り切ることも必要と思う。
特にマスター帯まで上げる際は、使い始めで慣れていない試合を含めて3ロムで9割近い勝率を上げていたので、TOD戦術に抵抗がなければおススメの構築である。

【あとがき】
今シーズンはジガルデ以外にもサブロムで様々な伝説を使い、かなり楽しむことができました。
終盤にはウマ娘のアプリに熱中し、3桁前半を目指すモチベーションは尽きてしまいましたが、シーズンを通して安定して3桁後半~4桁前半で戦い続けることができたので、構築の出来は悪くないと思います。
ルールの発表当初3ヶ月は長いと思っていましたが、まだまだ使いたい構築もあるためこの調子ならなんとかなるかも。
来シーズン以降はもっと自分の精神面に優しい構築を使おうと思います。サブロムで使っていたグラードンやゼルネアスは気持ちよく戦えて楽しかった。
3月は絶賛プレイ中のウマ娘や月末に控えたモンハンライズの誘惑に負けず、ポケモンも頑張っていきたいと思います。
今シーズンから所謂「竜王戦ルール」になり、自身が好成績を残すことができた竜王戦予選と同じく伝説のポケモンが使用できるルールとなりました。
当時の大会に向けて考察したものの使えなかった伝説を使えるチャンスと思い、いつも以上にランクバトルを楽しみました。
竜王戦予選で使用した構築はこちら
今回はメインロムで最終3桁となる855位の戦績を残すことができた構築を紹介します。
結局事前に考察していた構築ではありませんが、なかなかいい構築になったと思います。ぜひご覧ください。
【構築の経緯】
シーズン14初日にポケモン実況者のリドルさんが投稿された「TODジガルデ」が、対応範囲も広くイージーウィンを拾いやすそうに思い、「HBサウザンウェーブジガルデ」を伝説枠に据えて構築の検討を始めた。
多くの相手の上を取りながら対面操作ができ、ジガルデで捕まえてTODを狙える(以下、ジガルデキャッチ)相手の選出を誘導できる「スカーフエースバーン」を先発要員に決定。
エースバーン+ジガルデ@1の並びを意識して、主に伝説相手の対応をどうするか考えた。
ザシアン、ホウオウはここまでの2匹で見ることができるため、
イベルタル、黒バドレックス:「HDたべのこしバンギラス」
ゼルネアス、白バドレックス、ムゲンダイナ:「HAチョッキメタグロス」
カイオーガ:「D振りラッキー」
をそれぞれの引き先として決定。
残りの1枠でいのちのたまが余っていたため、エースにもなれてボルトチェンジで対面操作も可能な「いのちのたまサンダー」を入れて素案が完成。
回しているうちに対一般ポケモンを考慮しながら、ラッキーを「ソクノのみラプラス」、メタグロスを「ADチョッキドリュウズ」に変更し、構築がまとまった。
【コンセプト】
・受けポケモンを誘い、ジガルデキャッチをしてTODを狙う
・数値受けサイクルを回して相手を削り、エースバーンやサンダーを通す
【個別解説】


わんぱく 215(252)-120-190(252+)-x-116(4)-115
FC後 323(252)-120-190(252+)-x-116(4)-105
サウザンウェーブ/サウザンアロー/とぐろをまく/ねむる
・A+1ダイアースでH252ザシアン最低乱数以外確定
耐久(50%フォルム時)
・A252ザシアンの+1じゃれつく耐え
・A252ウオノラゴンのエラがみ確定2発(確定でフォルムチェンジ)
耐久(100%フォルム時)
・A252ウーラオスのあんこくきょうだ確定5発
・無振りサンダーのぼうふう超高乱数4発
・A特化ウオノラゴンのエラがみをB+0→B+1→B+2まで耐え
※スカーフエラがみであれば、サウザンウェーブ→ねむカゴ→とぐろをまく2回積んでねむるでキャッチしながら受けきれる
伝説枠。相手の受けポケモンや、積み技のない物理アタッカーをキャッチしてTODを仕掛ける。
現環境は起点作り+エース枠(伝説)か初手ダイマックス+受け2枚のような構築が多く、どこかしら火力がない相手(アイテム補正無しエースバーンレベルでもOK)はいるため、サイクルを回しながら獲物を見つけるか初手から飛びつくかをしていた。
パーフェクトフォルムの耐久数値の高さから、特殊メインでも火力が高くなければキャッチ可能。
ジガルデキャッチの要であるサウザンウェーブは、仮にキャッチ対象でない相手に当ててしまっても最低限ダメージは与えられるうえ、相手の交代択を封じながらこちらの行動を選択できるため、じめん技を透かされなさそうな場面であれば撃ち得。
こだわりアイテムの場合はPP切れによるわるあがきで逃げられてしまうものの、その間に積んで回復をすることで残りの2匹に高火力高耐久の伝説ポケモンをぶつけることができる。
当初は動画と同じくさむすびを採用した型で使用していたが、実質ヌオーピンポイントのくさむすびのためにひこうタイプに手出しできないことがもったいなく感じたため、サウザンアローに変更。
両立しているパターンはあまりないようなので、打ち分ける必要のない時は片方をなるべく隠しておくことで相手の想定外を狙える。
元々役割対象としていたヌオーを単体で見ることはできなくなったが、浮いている相手もキャッチすることができ対応範囲が格段に広くなった他、積みアタッカーにもなれるメリットの方が大きいと感じた。
キャッチ範囲は想像以上に広いが、ちょうはつやほえる持ちには起点回避されてしまう。
また、ランドロス対策のこおり技を仕込んでいるポケモンも少なくないため、キャッチしにいったバンギラスやウーラオスから飛んできたこおり技で落とされることも少なからずあった。
ハメ要員だけでなく物理受けや積みアタッカーとしても優秀。
ダイアースを積めば特殊方面も固くなり、3タテすることも何度もあった。
また、今シーズンは竜王戦予選よりジガルデが流行しているように思ったが、ほぼ全てたべのこし+へびにらみ型だったので相手の勘違いを誘えて助かった。
今シーズンキャッチしてTODできたポケモン
※型や技構成によってはハメられないので注意
























ゴーストタイプは拘束状態でも交代できるので注意が必要。
積み技のない物理ドラパルトをキャッチして勝ったと思い眠ったら、早いラプラスに引かれて負けた思い出。

いじっぱり 155-184(252+)-95-x-96(4)-171(252)
かえんボール/とびひざげり/ダストシュート/とんぼがえり
先発要員。ザシアンを上から縛るためにスカーフを持たせた。
相手の受けポケモンを誘い出しながら、とんぼがえりでジガルデを展開してキャッチを狙う。
TODを狙う上でHP割合勝負に持ち込むことも少なくないため、不用意に削られないようになるべくとんぼがえりで引くことを優先。半減技なら一度くらいは耐えてくれるので、ザシアンのきょじゅうざんにも一度は後出し可能。
ダストシュートの枠はノーマル技にしていることが多いが、カプ系との対面で有利を取りたかったのでこちらを選択。先発カプ・レヒレ対面では100%決まっていた。
素でイベルタルやウツロイドの上を取れている=Sを1段階上げられてもスカーフで抜けているのはとても優秀。
耐久振りのゼルネアス(S実数値127まで)であればS+2でも上を取ってダストシュートを撃ち込めることも期待していたが、遅いゼルネアスにはなかなか当たらなかった。
これまでバトンやサイクル構築をメインに使ってきたため、実戦レベルでリベロエースバーンを使用するのが初めてだったが、火力・速度共にとても強く現環境最強ポケモンの一角であることを実感した。
使い慣れていないせいか、タイプが変わっていることを忘れて半減で耐えると思った技を耐えられないことが何度かあったので、今後注意したい。

しんちょう 205(236)-154-130-x-165(236+)-86(44)
がんせきふうじ/イカサマ/ステルスロック/まもる
・イカサマでA個体値0の無振り黒馬バドレックスを最低乱数以外確定
・がんせきふうじ2回で最速ウツロイド抜き
・黒馬バドレックスの140ダイソウゲン+まもるで軽減したGF140ダイソウゲン耐え
イベルタルや黒馬バドレックスの引き先。
伝説以外にも、サンダーやウツロイドなど特殊アタッカー全般をまとめて対応。
イカサマは両バドレックスを素早く対処できる他、こちらの火力がないことを見越してりゅうのまいやつるぎのまいを積んできた相手のアタッカーを咎めることができた。
まもるは砂ターンの管理やたべのこしの回復を稼ぐことができ、イベルタルのきあいだまの有無を確認するためにも重宝した。
イベルタルはデスウイングの使用を牽制しながら砂や珠の反動ダメージで削り、死に出しのエースバーンで倒せる圏内を維持することを意識して立ち回った。
Sに若干振ったおかげでウツロイドに勝てた場面があったので、がんせきふうじ採用の場合はこのくらい振っておくのがいいと思う。
役割対象に対して安定した立ち回りができるが、こちらの受け出しも読まれやすいので相手の釣り行動には注意。

いじっぱり 197(92)-187(116+)-81(4)-x-116(244)-115(52)
じしん/アイアンヘッド/ロックブラスト/かわらわり
・ダイアースでH252ザシアン確定
・D時、C252イベルタルの珠ダイバーン+晴れ珠ダイバーンを高乱数耐え
・D時、C特化ゼルネアスの+2ダイフェアリーを超高乱数3耐え
ゼルネアスやムゲンダイナの引き先。
中盤まではメタグロスを使っていたがSが低いために扱いづらいことが多かったため、ひと手間かける必要はあるがSを伸ばすことができて、ダイマックスエースの適性も高いドリュウズに変更した。
あくまでも伝説相手の引き先がメインのため、耐久を優先して余りをSに振った。
結果、最低限抜いておきたい最速ザシアンは抜けているものの、すなかき未発動での遅さが気になることは時々あった。
りゅうのまいを積んだゼクロムやスカーフヒヒダルマを抜けるところまで振ってもいいが、本来の役割遂行が不安定になってしまうのが悩みどころ。
通常環境で強そうなバンドリサンダーの並びができるようになっているが、意識的に出したのは一度だけだった。

207(12)-94—101(4)-150(252+)-144(228)—82(12)
うたかたのアリア/フリーズドライ/かみなり/じわれ
・無振りバンギラス、テッカグヤ抜き
カイオーガの引き先。白馬バドレックスのブリザードランスを最も抑えられるため、無理やり時間稼ぎにつき合わせることも。
役割対象は特殊中心のためDを厚めに振った。
役割的に欲しかったとつげきチョッキをゼルネアス対策枠に回す必要があるため、色々と試した結果サンダーに強く出られるソクノのみで落ち着いた。
副産物として重かったパッチラゴンに一矢報いることができるようになったが、ソクノのみを採用した時にはドリュウズが採用されていたためかパッチラゴンが出てくることはなかった。
エースというよりサイクルパーツとして運用していたため変更したがじゃくてんほけんも無難に強いと思うし、オボンのみなどで回復してもいいと思う。
じわれの枠も諸説。こおりのつぶてと入れ替えながら使っていたが、最後にワンチャンを掴める一撃技の方が、誤差レベルだが使用感はよかった。
ダイアースとして使うとウツロイドやHDヒードランにはダイストリームよりもダメージが入り天候にも左右されないので、ぜったいれいどよりじわれの方が好み。
抜けていそうで先手を取られる相手が目立ったように感じたので、もう少しDを落としてSに回してもいいかもしれない。
役割対象が苦手な相手ばかりというのもあるが、6匹の中で唯一選出時の勝率が5割を切っていたため、見直すのであればこの枠だと思う。

ひかえめ 189(188)-x-105-187(196+)-110-136(124)
ぼうふう/ボルトチェンジ/ねっぷう/はねやすめ
・ダイバーンで無振りザシアンを確定
・S+1で準速フェローチェ抜き
エースバーン同様、受けポケモンを誘いつつボルトチェンジで対面操作し、ジガルデキャッチを狙っていく。
バンギラスやラッキーの選出を誘導してくれるため、ジガルデキャッチの対象を引っ張り出してくれた。
対処が厄介なランドロスやカバルドンもある程度削っておけばダイジェットで落としてくれるため、でんき枠なのにじめん相手に優先的に選出することも多かった。(今になれば本来はラプラスの仕事だと思う)
竜王戦予選の別構築でも使っていたが、伝説戦の中でも見劣りしない高性能で雑に使っても強く、最も信頼して選出していた。
【戦績】
TN:もきゅ 最終855位
レート1892

【選出】


基本選出。先発エースバーンのとんぼがえりから有利対面を作る。
ジガルデのTODを積極的に狙いつつ、サイクルで削りエースバーンを通す流れも意識。
以下、主要な伝説枠ごとの選出まとめ
相性は勝率で区分し、100~80%→◎ ~60%→○ ~40%→△ 39%~→×
※非伝説枠に左右される場合もあるため参考値
対ザシアン 相性:○




先発はザシアンに有利対面を取れて、ヌオーを誘いつつ対面操作ができるエースバーン。
ヌオーはエースバーンやジガルデ受けとして居座りやすいため容易にキャッチできた。
ジガルデやサンダーもザシアン対面は不利ではないので、比較的勝ちやすい相手。
終盤はザシアンを選出されないケースも増えた。
対イベルタル 相性:○





カバルドンやラグラージ採用なら先発ラプラスで、あくびで寝かされてもいいので倒しに行く。
それ以外であればエースバーンで対面操作をしつつ、イベルタルのダイマックスはバンギラスで枯らす。
エースバーンを連れてきている場合は、ダイジェットを2回撃たせないように立ち回りながら定数ダメージを蓄積させ、イベルタルをエースバーン圏内に入れることを意識した。
ウオノラゴンに対面から勝てるのもラプラスかジガルデのみ。
カバルドンでラプラスの選出を誘導されつつきあいだまイベルタルが出てくると厳しい。
対ネクロズマ(にっしょく) 相性:◎



セットで出てきやすいレジエレキも見越して先発はジガルデにすることが多い。
安易にじゃくてんほけんを発動されないよう気を付けながらお互いに積み合い、急所に当たらないことを祈りながら倒しにいく。
対カイオーガ 相性:×



先発のエースバーンカイオーガ対面でとんぼがえりまでがテンプレ。
ラプラスバックでしおふきを無効化→相手の交代に合わせてジガルデを釣り交換が基本。
ラプラス読みでかみなりを撃たれそうな気がした時は、一度ジガルデに引いて受けてからラプラスに交代。とんぼがえりで削れた雨しおふきならちょうどよくスワームチェンジが発動できる。
択を通せば勝ち、通らなければ負けといった勝負になりがちで、択負けして落とす方が多かった。
対ムゲンダイナ 相性:◎(耐久型)、×(アタッカー)






ダイマックスほう持ちのムゲンダイナはジガルデでハメられないため、エースバーンのとんぼがえりのダメージ量で耐久振りかを判断しつつ、ドリュウズを受け出して一度様子を見ることが多かった。
相手が対面構築っぽく見えると耐久型で、受け回しっぽく見えるとメガネ持ちであることが多かった。
ポケモンHOMEの集計上耐久型は半分以下で、ワンウェポンをほのお技ではなくダイマックスほうにしているパターンもあるため、型が割れるまではより安全な選択が必要。
対ゼルネアス 相性:○



ゼルネアスに隙を見せるとゲームが終わるため、ドリュウズの使い方が大事。
取り巻きはジガルデキャッチしやすい場合が多いので、ゼルネアス対面以外では積極的にジガルデを投げて、キャッチや釣り交換による有利対面確保を意識した。
即座にジオコントロールやダイマックスを使ってくれる相手は対応しやすかったが、とりあえずムーンフォースでじっくり攻めてくるうまい相手は大変だった。
対バドレックス(こくばじょう) 相性:◎






バドレックスがきたら、後半で相手の釣り交換がきつい場合以外はバンギラスへ引くことを徹底。
サイクルを回して相手を削りながら、こちらの攻撃を通す準備を整える。
くさ技やドレインキッスで弱点は突かれるものの、イベルタルのように一撃で致命傷になることはないため戦いやすかった。
対バドレックス(しろばじょう) 相性:△



バドレックスをエースバーン圏内に入れることを意識。
とんぼがえりでの削りを駆使して、相手の攻撃を受け流していく。
ブリザードランスやダイアイスに受け出すためにラプラスを選出することが多かった。
こちらに不利なサイクルを強いられがちなので、択を制してなんとか対応していきたい。
対ホウオウ 相性:○




受けサイクルであることが多く、キャッチしやすい相手が多い。
ヌオーのどくどくがラプラスに当たらないように気を付けながら相手へダメージを蓄積してHP割合によるTOD勝ちを狙えば、ヌオーをキャッチしても突破可能。
【重かった相手】
高火力ドラゴン






フェアリータイプがおらず、ドラゴン技を半減できるのがドリュウズのみ。
相手に積む隙を与えるとゲームセット。
やどりぎ+みがわり+まもる


ジガルデの体力が多すぎるためにやどみがの体力回復が早く、突破が不可能。

D振りまで考えると一撃で落とせるポケモンが手持ちにいない。
ふきとばしのない型ならキャッチ可能だが、当たった相手の9割は採用していた。
ふきとばしの有無が確認できるまではジガルデでキャッチして削り、ふきとばされて対面したサンダーやラプラスで落とせる圏内に入れることを意識した。
単体で考えればそこまで重いわけではないが、他のポケモンへの対策枠を意識すると対応が甘くなりがち。
れいとうパンチ持ち

主にれんげきウーラオス。シーズン後半になってスカーフ持ちなどで採用が増えた印象。
ウーラオスはジガルデで見ているので、容易に突破できる手段を持たれているときつい。
シーズン序盤はウーラオスをキャッチして勝つことがほとんどだったが、終盤はいちげき=ハチマキ、れんげき=れいパン持ちスカーフが大量に増えて安心してキャッチできなくなった。
※サウザンウェーブ型

ラプラス以外ハメ対象にできるので当たったらきつい。
幸い当たることはなかったが、ジガルデを見ると常にヒヤヒヤしていた。
【課題】
○サイクルに寄りすぎた構築
相手の受けポケモンはジガルデキャッチして詰ませる前提のため、こちらに積みエースがいない。
(ジガルデは積みエースというより耐久を上げた結果火力も上がっているという感じ)
→有利対面で積極的に攻めたい場面での火力不足
相手に先に積み展開をされた時のストッパーが乏しい
→相手の積みエースへの対処が遅れた場合に切り返せない
○使用者がTOD慣れしていない
時間配分のミスや動きを変えるタイミングを間違えて負けるケースが数回
→20分戦い続けたうえで、確実に勝てたであろう試合をプレミで落とすのはかなり辛い
時間を測り忘れる
→仕掛けるタイミングが重要なので、「あと3分」表示が出て相手が警戒する前に仕掛けたい時に困る
【感想】
ド派手な殴り合いが楽しめる伝説戦において、こんな地味な勝負をしかけていたのは自分くらいだと思いたい。
伝説戦は伝説枠同士の相性に左右されることが多いが、隙を見て他のポケモンをキャッチすることができれば相手の伝説が暴れだす前に勝つことができるので、構築の相性差を覆すことができた試合もあった。
ただし、専用の対策枠が必須になるほど強力な伝説枠との戦いで全ての相手をカバーするのはほぼ不可能なので、苦手な相手は最後には割り切ることも必要と思う。
特にマスター帯まで上げる際は、使い始めで慣れていない試合を含めて3ロムで9割近い勝率を上げていたので、TOD戦術に抵抗がなければおススメの構築である。

【あとがき】
今シーズンはジガルデ以外にもサブロムで様々な伝説を使い、かなり楽しむことができました。
終盤にはウマ娘のアプリに熱中し、3桁前半を目指すモチベーションは尽きてしまいましたが、シーズンを通して安定して3桁後半~4桁前半で戦い続けることができたので、構築の出来は悪くないと思います。
ルールの発表当初3ヶ月は長いと思っていましたが、まだまだ使いたい構築もあるためこの調子ならなんとかなるかも。
来シーズン以降はもっと自分の精神面に優しい構築を使おうと思います。サブロムで使っていたグラードンやゼルネアスは気持ちよく戦えて楽しかった。
3月は絶賛プレイ中のウマ娘や月末に控えたモンハンライズの誘惑に負けず、ポケモンも頑張っていきたいと思います。
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